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中国、2010年までに全アジアで利用可能なGPS網を整備へ
【Technobahn 2008/5/8 18:34】中国が2010年までに全アジア地域で利用可能なGPS衛星網の整備を進めていることが7日までに中国政府担当者がフランスのトールースで行われた「TOULOUSE SPACE SHOW '08」での発言で明らかとなった。

 席上で中国サテライト・ナビゲーション・プロジェクト・センター(China Satellite Navigation Project Center)の来源(Ran Chengqi)副部長は、「中国の『北斗』衛星シグナルは既存のGPSのシグナルと高度に互換性がある」とした上で「軍などの一部の専用利用者に対しては暗号化したシグナルで精度の高い測位情報を送信することが可能」と述べ、日本などの近隣諸国に対しても利用を促すとの方針を明らかにした。

 来源・副部長は2010年までにどれだけのGPS衛星の打ち上げを行うかなど、具体的な計画に関しては明らかにしなかったが、最終的には静止軌道上に5機、中軌道上に30機のGPS衛星を投入することで、米国のGPS網に匹敵する独自のGPS網を構築すると述べた。

 現在、世界中で利用可能なGPS網は元々は、米国防総省が軍事目的で整備したもので、紛争などが勃発した場合には米国側の都合によりGPSの利用が妨げられる可能性があった。

 中国では自国のGPS衛星網を完備することにより、急速に成長を続ける国内経済の活性化を図る一方、近代化が進められている人民解放軍の兵器システムに関しても米国のGPS依存からの脱却を図る。

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