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ボルネオのジャングルで肺のない成体のカエルが発見
【Technobahn 2008/4/8 16:41】ボルネオ島のジャングルで成体であるのにも関わらず肺がなく、酸素を100%皮膚呼吸によって吸収している極めて珍しいカエルの採取に成功していたことが7日、シンガポール国立大学の研究者の発表により明らかとなった。

 このカエルは学名「バルボウルラ・カリマンタネシス(Barbourula kalimantanensis)」というもので、30年前に1匹だけ採取されたことがあるものとなる。しかし、固体数が非常に少なく非常に貴重な発見だったこともあり、30年前に最初に採取された際には解剖されることなく、このカエルが肺を供えていないことは判らなかった。

 今回、この極めて珍しいカエルの採取に成功したのはシンガポール国立大学(National University of Singapore)のデビッド・ビックフォード(David Bickford)博士を中心とする研究グループ。研究グループはこの幻のカエルを発見するためにボルネオ島の熱帯雨林の探索を実施。その結果、30年ぶりにこの幻のカエルを発見すると同時に、解剖の結果、このカエルは成体なのにも関わらず肺がないという、極めて特異な特徴を備えていることを突き止めた。

 ビックフォード博士はまさかこのカエルが肺がないとは思っても見なかったと述べている。

 解剖の結果、肺があった部分は内蔵が満たされる形となると同時に、その部分は扁平となり、皮膚面積が拡大する形になっていることが判明。研究グループでは、この皮膚面積の拡大が結果的に、肺の喪失分の酸素を皮膚呼吸によって補うことを可能としたのではないかと推測している。

 このカエルが採取された場所は熱帯雨林のジャングルにおいては比較的に寒く、流れの早い川に属し、肺呼吸することが難しかったことが、肺を喪失させ、皮膚呼吸の比重を拡大させた要因となったのではないかと見ている。

 
画像提供:David Bickford

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